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世界最小で太平洋を横断!日本に1隻の「Nordhaven40」
6,210万円 (税込)



最終更新日:2018/10/11
掲載番号:13063
基本情報
初度登録年:2005(H17)年
サイズ:40フィート(約 12.2 m)サイズについて
保管地:兵庫県
定員:15名
エンジン
アラスカンディーゼル・ルガー(170PS×1基)
駆動方式:シャフト船
燃料種類:軽油
船舶装備
NordHavn40 は自重27トンもの分厚いハルに包まれて、時化の海にも強い耐候性と水蜜性を持っています。
そして、ロングクルージングにも、
安心してゆったりとくつろげる快適な居住性と設備を追求しています。

YouTubeのビデオで紹介していますのでご覧ください。
イメージ映像は、https://youtu.be/bhb0WXim5Ck
細かな紹介ビデオは、https://youtu.be/oa3La804MFY
隠岐島へのクルージング映像は、https://youtu.be/GOwfNMA1HCY


日本に着いてから、スターンスラスター、サロンエアコン、スターンとバウおよびガンネルへのチークデッキ貼り、などを行なっています。
エンジンは、完璧に整備、コンピューターの交換を含め、最高のコンデションを維持しています。

アフトデッキはさほど広くはありませんがチークデッキの下はかなり広くバッテリーシステム、インバーターシステム、大型の造水機、温水器、ヒータなどが配置されています。

まずはアフトデッキから入るとダイニングキッチンを兼ねたサロンを中心に、落ち着いたくつろぎの空間が広がります。
キャビンの広さはそれほどありませんが、船内での快適な生活空間を中心に考えて作られている。
ソファースペースはスターボード側に広めのL字型、ポートサイド手前に小さめのL字のレイアウトになっています。
ギャレーはポートサード奥に大理石のカウンタートップがコの字型に配置され2個のシンク、4口のオーブン付きLPGコンロ、電子レンジ、冷蔵庫、冷凍庫、ごみ圧縮ダストBOXなどを装備しています。

シャワー&トイレのヘッドルームは、サロンから中央の階段を降りて右手にあり、トイレは清水仕様のバキュームタイプを採用詰まりにくく吸引力の高いシステムです、シャワーのベンチ下はフィンスタビライザーの点検口となっています。

バウ側にクイーンズサイズのオーナーズルーム、ベット下には大きな引き出しがあり長旅のために衣類などが整理して収納できます。
シンプルですが、チークに囲まれた空間は、落ち着いた雰囲気で深い眠りを誘ってくれます。

ヘッドルームの向かい側に二段ベットのゲストルームがあり航行中でも落ちることのないように安全ベルトが装備されています。
ここには、全自動洗濯乾燥機を装備しています、この洗濯機はACで使用しますが、陸電の場合には専用のソケットで使用します。

サロン下のエンジンルームへのアクセスは、ゲストルームの防音扉をあけて入ります。

エンジンルームの高さを確保する為に船底に張り出した特殊な船型を採用するなど他のボートには見られない特殊な設計を採用しています。
頑丈なキールにはバラストを埋め込み耐候性能を高めています。
オイルクーラーも船底に直接配管して直冷式を採用シンプルで最大の冷却効率を高めています。
エンジンルームには、アメリカンディーゼルのJohn Deereのブロックを使用したノーザンライトのLugger dieselが搭載されています。
このエンジンの素晴らしい性能は20,000時間以上の耐久性が立証された丈夫で信頼できるエンジンです。
標準では105馬力を装備していますがこのボートはターチャージャー仕様の6気筒170馬力のマリンエンジンを搭載しています。

Nordhavenは、ロングクルージングのためのボートとして考えられている為に小型のサブエンジンを搭載することを基本に設計されています。
万が一メインエンジンがトラブルで使用できなくなった場合サブエンジンで近くの港に自力航行で避難できるように考えてあります。
中央にメインエンジン、エンジン後ろに、小型のルガーエンジンを装備して緊急事に対応します。
その他ノーザンライトの発電機、燃焼式暖房機、オイルチェンジャーなどが装備されています。

エンジンルームの両舷には、FRP製の燃料タンクが据付けられ、容量は片側460ガロン、合計920ガロンでおよそ2200マイルの航続距離を持っています。
日数では搭載燃料だけでクルージングスピードでのエンジン回転1200回転で約20日間480時間ノンストップクルージングを可能にしています。

また、燃料の供給システムは非常によく考えられています。
両サイドの燃料タンクからツインのウォーターセパレーターを通してエンジンの前船体中央にある2ガロンのサプライタンクに配給されそこからメインエンジンと発電機、燃焼式ヒーターに供給されます。
2ガロンのサプライタンクはバルブのオンオフで時間当たりの燃料消費量を正確に測ることができるので航行海域などを含めでその都度正確な燃料の消費量を計算することができます。

サブエンジンには、ポートタンクから10ガロンのデイタンクにポンプで供給して使用します、全ての燃料供給ラインはリターンも含めてスターボード側タンク前にセットされたバルブで供給回路を切り替えて使用します。
バルブの操作と電磁ポンプで強制的に燃料を動かすことで燃料フィルターを通して燃料のクリーニングも行うことができます。

サロンスターボード側の階段を上がって、充実した装備の操船に重きをおいたパイロットハウスに入るとブリッジには、各種計器が並び簡易ベッドスペースも備えてロングクルージングの快適な操船をバックアップします。

航海計器には、中心に古野のナブネット2台を装備、ディスプレーでプロッターとレーダーを別々に表示することも可能ですGPSは2台でバックアップも完全です。
レーダーは64マイルと32マイルを2機装備してナブネットで切り替えて使用します。
ロングクルージングには必需品のオートパイロット、離着岸には前後のスラスターで対応します。
オートパイロットにはケーブルでつながったリモコンも装備しているので、ポルトガルデッキに出て離着岸時の細かな操船も可能です。

そのほかにも、エンジンコントロール電子モニター、各種警報装置、風向風速計、測深器、ステレオ、エンジンルームとスターンデッキの監視モニター、
など全ての機能がそなわっています。

また、収納スペースも数多く確保されており、ロングクルージング時の非常時の水を確保するためには大型の造水機も設置されています。
動く別荘として世界でも定評のある素晴らしいアメリカントローラーボートです。

注意:現在、2機搭載しているGPSのうち、右のモニターに不具合があります。


この艇の経歴

世界最小クラスで、世界一周を可能にしたアメリカントローラー「Nordhaven40」

北村オーナーがアメリカからボートで太平洋を走って日本に帰ってきたいと言い出した時誰もが不可能だと言ってまともに話をしてくれない、当然家族は大反対だ。

それでも彼の夢は膨らむばかり北村オーナーは72歳当然ボートに乗り続けるには残り少ない人生だ。

彼のボート歴は長く日本中を旅して回った経験も豊富だ、しかし全く未知の太平洋を小さな船で渡りきるには大きなリスクが伴うそれでも挑戦して見たい。

そして人生最後の集大成として、はるか南太平洋をクルージングして回る夢を実行する計画を立てていたのだ。

しかし、アメリカからセーリングクルーザーで太平洋を横断することは過去にも実績があり可能なことは実証済み、でも北村オーナーはボートマンだセーリングボートでは意味がない。

そこで、最終的に提案したのが、Nordhaven40でのアメリカから日本へ太平洋横断の計画だ。

Nordhaven40は世界で初めて特別な装備や改造もせずに世界一周を実際に行なった実績を持っている船だ。

2012年PAEのセールスマネージャーと連絡を取り、アメリカ西部地区にあるNordhaven40を紹介してもらい2012年12月2005年製モデルを購入する。
2013年1月に再度渡米し船の引き渡しなど太平洋横断のための準備後、4月北村オーナーと一緒に日本を出発ワシントン州のシアトルに向う。

北村オーナー72歳、大場クルー65歳のクレー爺二人旅が始まった。

ボートはアナコータスのマリーナに係留されている。
マリーナに着いて早々マリーナでの船内生活が始まる。
日本と違ってアメリカのマリーナではボートの中で生活しているオーナーも多い。

すでに上架しての船底などのチェックは終えているので、これから日本までの長旅に備えてのチェック項目を洗い出し整備を始める。

2013年5月18日全ての準備を終え、カナダのバンクーバーに向けて出港。
アメリカ北部の気温は5月でもまだ低いカナダへのクルージングは曇り空でもエンジンは快調だ。

カナダ無事入国、全ての税関チェックを済ませ予約したマリーナに係留、入国が夕方になってしまったのでマリーナのマネージャーがわざわざ係留場所の説明とパスを持って入管の桟橋まで来てくれる。
マリーナは市内の一等地にあり周りは高層ビルが建ち並ぶ大都会。
2日間マリーナにて停泊、親切な船のオーナーからカナダのクルージングスポットや潮の満ち引きなど注意事項などレクレクチャー受けた僕たちはプリンセス・ルイーザに向かうことにする。

カナダのクルージングは太平洋を越えるためのシェイクダウンだ。
N40の運航に関して操船の慣れ、エンジンチェック、船内生活のリズムなど、全てにおいて緊急時への対応を考えておかなければならない。

もっと長くカナダクルージングを楽しみたいのだが時間がたりない、太平洋を渡る時期が近づいて来ている台風シーズン前には南太平洋を抜けばければならな。

出発はサンフランシスコからだ。

いよいよ N40で懲りない老人二人太平洋横断の挑戦が始まったのだ。

N40は完璧に仕上がっていると考えよう燃料も満タンだ食料も計画通り積んでいる。

操船と食事担当は北村オーナー、エンジンメンテと毎日の消費燃料の計算などは大場が行い二人でワッチの交代をする。
昼間はともかく夜には必ずブリッジでのワッチを欠かさない、特にレーダーや計器類のチェック又コースの確認だ。
全てを2時間ごとに忘れないように書き留めるようにする。
夜は眠くなる、必死に睡魔と戦いながらワッチでも夜には何にも見えないレーダーの警報を設定して寝てしまってもいいように思えるが緊急事態に備えて僕たちは必ずどちらかが起きている事が必要と考えての北村オーナーの姿勢だ。

サンフランシスコから出航して、ハワイまで2200マイル。
出発後海域は予想に反して風は西からのアゲンストそのためコースを少し南に下げて走るそれでも1週間ほどするとやっと太平洋の流れに乗り始める。

風や波うねりも東からでN40は順調に波に乗りながら快走している。
ハワイに到着したのはサンフランシスコを出航して19日目となる。

ホノルルでゆっくり休養することもなく、気になる部分の修理や整備で忙しく動き回りハワイ観光もお目当てのステーキも食べることなく次の目的地マジェロに向かうことになる。

マジェロまでもホノルルから2000マイル15日間の予定だ。

マーシャル諸島の首都マジュロは真珠の首飾りと言われるように美しく澄み切った海に大小様々な島がリングのように形成された島々が浮かぶ南太平洋の楽園でもある。

次に訪れたのは南太平洋のミクロネシア諸島最大の島ポンペイだ。
島はマングローブの林に囲まれた自然豊かな島で、サンゴ礁の広大な環礁によって外洋から守られている。
ラグーンや入江には韓国、台湾、日本などの大型船団がたくさん集まり南太平洋のマグロ基地の重要な拠点として栄えている。

そして、N40は日本への最後の航海に出航した。
目的地は、グアムやサイパンの東側を通り北上、小笠原諸島父島を目指す。
小笠原父島までは、約1000マイル10日の行程だ。

8月12日にポンペイを出航、小笠原には22日に到着。

本来ならば小笠原は不開港になっており外来艇の入港はできないアメリカ船籍の僕たちは事前申請によって無事入国する。

すでに、日本では台風シーズンに入り数個の台風が発生クレー爺二人は台風予報をもとに出港の日時やコースを検討8月29日父島を出港して一路神戸に向かうことにする。
9月3日芦屋のマリーナに到着台風の隙をついての入港となる。
アメリカを出てから全行程8528マイルを135日間かけて太平洋を横断したクレー爺二人のロングクルージングは無事終了した。

その後、北村オーナーは2848時間も動き続けたエンジンを整備調整、エンジンコンピューターを新品に交換するなどし最良のコンデションに回復、経年劣化による排気関係、清水関係や電気関係を日本仕様に変更センサー類を交換、メインサロンへのエアコンの取り付け、冷凍庫の交換、スターンスラスターの追加、一部ガンネルなどのチーク貼りなどさらに手を加えてN40の機能と快適性を保っている。
もちろん、船籍はアメリカから日本船籍への変更も行っている。

Nordhaven40が如何にロングクルージングに最適なモータークルーザーであり、世界一周が可能なパワーボートであることは、アメリカからの8000マイルを超えるクルージングと船内生活の魅力と楽しさを持って小さな40フィートのNordhavenが如何に乗員に優しく安全で快適なボートであることを立証してくれた。

備考
詳細については、
ten1113@maia.eonet.ne.jp
携帯:090-1022-3654
北村紀興までお問い合わせください。
お問い合わせ先(取引は慎重に!利用案内へ)
販売者名:北村紀興
 
TEL: 090-1022-3654
FAX: 0422-79-3978
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